IoTとは?
IoTとは、家電から医療・工場・交通などのインフラ整備にも利用されているシステムであり、日本語ではモノのインターネット(Internet of Things) と訳せます。
IoTのシステムを簡単に説明すると、モノからWi-Fiなどのルーターを介して(※1)、サーバーやクラウドにリアルタイムの状況やデータが通信されます。それをスマホやPC・タブレットなどの端末から確認でき、さらに端末から指令が出せる(=情報の相互交換)ができるという仕組みです。
身近な例としては、IoTはスマホやスマートスピーカーから遠隔操作ができるスマート家電に搭載されています。
またスマート家電にはIoTだけではなく、各種センサー・AI学習機能・スケジュール機能などが組み込まれているので、賢く便利で使いやすさも◎。家事の負担を大きく軽減してくれますよ。
※1:インターネット環境が必要
IoTの役割とは?身近な事例では家電製品
●「家電」センサーやAI学習とともに構築されスマート家電へ
家電にIoTが利用され、インターネットに繋がっているメリットとしては、
- スマホアプリでいつでもどこでも 遠隔操作可能
- スマートスピーカー にも対応可能
- アプリで 細かい稼働条件を設定 できる
- 家電に格納されているソフトウェアの 常時アップロードが可能
- 家電同士の連携 が可能
といったものがあります。しかしネットワーク通信だけでなくセンサーやカメラ、AI学習機能を搭載してさらに便利に使える家電となっているため、IoT家電と言うよりはスマート家電として扱われることが多いようです。
例えば赤外線センサーがエアコンに搭載されていれば、人の体温を感知するのでひとり一人の体感温度でエアコンをコントロールしたり、ペットカメラに搭載されていればペットの体温でカメラが自動追尾したりできます。
温湿度センサーとIFTTT機能(※2)を組み合わせれば、一定条件の温湿度になるとエアコンが作動し、また冷蔵庫にLED光センサーが搭載されていれば庫内の収納量を判別し、収納量によって冷蔵庫内の冷却度合いを自動で変更してくれます。
AI学習機能ではロボット掃除機のマッピング機能に活用したり、冷蔵庫の開閉が多い・少ない時間帯や曜日を学習し、省エネモードに切り替えたりすることも可能です。
このようにスマート家電にはIoTが重要な役割を占めてはいますが、その他にもさまざまな技術やシステムが搭載されているため、単にIoT家電としてカテゴライズするのではなく1歩進んだスマート家電として扱われていますよ。
詳しくは「スマートホーム」の記事へ。
※2:ある一定の条件を満たせば、連携した家電が稼働する仕組み(室温28℃以上、湿度55%以上でエアコンを作動など)
●各分野におけるIoTの役割
身近なスマート家電だけではなく、企業や製造業でもIoT技術は使用されています。
各分野の事例をカンタンに説明すると以下のとおり。
※3;DX(Digital Transformationの略。業務をデジタル化して効率を上げること)
※4:QCD(品質・コスト・納期の3要素)
それぞれの分野での詳しい記事はこちらです。ぜひ参考にしてくださいね。
在庫管理術「DXとは」 詳しくはこちら | ![]() |
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業種「製造業」 詳しくはこちら | ![]() |
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業種「医療・病院」 詳しくはこちら | ![]() |
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IoTを使った画期的な便利ツール「スマートマットライト」
IoTを使った画期的な便利ツールとして、スマート家電初心者からガジェット好きにもおすすめ なのが「スマートマットライト2」。商品を載せるだけで残量を自動計測し、商品が少なくなったらAmazonに自動注文してくれるツールです。
まず正規価格が2,980円と一般的な家電商品に比べると安く、スマート家電を初めて購入する方にはお手頃な価格。もちろん買い切りで月額料金などは不要です。
また、ものの重さを自動計測して商品が減っていたら自動注文する(※5)という、他の家電にはない独自のシステムが「目新しい」とガジェット好きの間でも人気。
Wi-Fiの設定や商品設定もブラウザの管理画面からカンタンにできます。Wi-Fi強度をあげた新モデルスマートマットライト2がA3・A4・A5サイズで展開されていますよ。Amazonで対応する日用品は5600点以上!
お得なキャンペーンをメールやLINEでも通知、さらにLINEでは自動注文に未対応なAmazon商品でも、指定した残量以下になると「買いどき通知」としてお知らせすることが可能です。
※5:予め、自動注文する残量%を設定しておく。
スマートマットライト2 A3サイズ ¥2,980〜詳しくはこちら | ![]() |
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IoTを使う注意点は?セキュリティの重要性
以上のように各分野で活躍するIoTデバイスですが、インターネットに繋げるがゆえに、セキュリティは重要な課題。なぜならIoTデバイスは収集したデータを、クラウドやサーバー(いわゆるプラットフォーム)に通信するネットワーク機器でもあるからです。
ネットワークのセキュリティが脆弱な場合、スマホのGPSデータで不在を知られたり、子どもの見守りカメラの 映像データが外部に漏洩したり する危険性は少なくありません。
IoTデバイスの安全な通信を担保するためには安全なWi-Fiルーター(暗号キーが付与されてる)を使用する、デバイスの認証PASSを初期設定から変更する、デバイスに組み込まれているソフトウェアのアップデートは常に行うことが重要です。
また、商品自体がプライバシー保護の点で安全性を示しているかの確認も必要。例えばルンバならアイロボット製品はTUV認証(※6)を取得していることが公式HPからわかります。
もちろん使用してるスマホやタブレット端末のアップデートも必ず行い、外出先でスマホからデバイスを遠隔操作する際にはSIM通信の使用をおすすめします。
※6:データセキュリティに対する取り組みとして、世界最大のTUV機関(ドイツ南部の技術検査協会)から安全性についての認証を受けている。
IoTのネットワークの安全性を担保する|AWSやAzureとは?
ユーザー側のセキュリティ管理も大切ですが、IoTデバイスの開発者も安全な通信を担保しなくてはなりません。そのためには高度なセキュリティを提供する大手のクラウドサービスを利用するIoTデバイスの開発者や企業が多いようです。
●Amazonのサービス「AWS」
AWSはグローバルな展開を見せているクラウドプラットフォームです。スタートアップ企業から大企業・銀行・政府機関・軍隊も利用しており、精緻なセキュリティシステムだけでなくセキュリティ環境下における運用・管理システムも高い機密性に応える条件を満たしています。
なかでも 「AWS IoT Core」はIoTに特化したクラウドサービス。端末である外部のIoTデバイスとクラウドの安全かつ迅速な接続が可能で、またスマホなどから指示されるメッセージも安全性が確保された状態でのデータ転送が可能です。
● Microsoftのサービス「Azure」
正しくは「Azure IoT Hub」と言い、クラウドから端末までの極めて安全かつ信頼性の高いネットワークを実現するMicrosoftのクラウドサービス。何十億ものIoTデバイスを接続・監視・管理しており、双方向通信を安全に確立しています。
IoTデバイスとのデータ送受信のセキュリティはもちろん、IoTデバイスからセンサー・Wi-FiルーターまでをもOTA(※7)更新する「Device Update for IoT Hubサービス」を提供。
これにより常に最新のセキュリティが使用できるようになり、さまざまな脅威からIoTデバイスやスマートフォンを守ります。
※7:ソフトウェアのアップデートを無線で行う技術